むし歯と気圧

こんにちは!今年の夏は暑かったですね。

 

暑さ寒さも彼岸まで・・という言葉もございますが、

今年は残暑が長引くようです。

秋分を過ぎる頃には例年通り

吹く風涼しく秋の深まりを感じる事ができるといいですね。

さて8月~9月は、国内で最も台風が多く発生する季節。

 

台風による気圧の変化で、頭痛や歯が痛くなってしまうと耳にしたことはありませんか?

この気圧と歯痛にはどのような関係があるのでしょうか。

 

歯の内部には歯髄腔(しずいくう)と呼ばれる神経の通っている空洞があり、

また鼻の両サイドには「上顎洞」と呼ばれる空洞があります。

 

台風などによって短時間に空洞の外の気圧が下がると、急激な変化に対応できずに圧がかかり、

一時的に歯痛が生じることがあります。

これを「気圧性歯痛」といい、飛行機でも同様に生じるため「航空性歯痛」とも呼ばれます。

 

このような歯の痛みは、健康な歯や適切に処置された歯ではほとんど起こりませんが、

むし歯があったり治療途中の歯がある場合には、歯痛が起こりやすいです。

むし歯や治療途中の歯がある方は、痛くなる前に早めの受診をおすすめします。

 

また、どんなに治療しても、治した歯は元の歯と同じではありませんし、

むし歯になるには生活習慣や歯みがき等にそれなりの理由があったはず。

悪い習慣をそのままにして治療が終わっても、

また同じところがむし歯になるだけです。

 

むし歯があってもなくても、定期的に受診し指導を受けて、

予防と早期発見に努めましょう。

 

  

 

 

写真は琵琶湖花火大会の様子です。スタッフYさん撮影。FBにも掲載中!!

院長 小林加枝