マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、従来のワイヤー矯正とは異なる新しい矯正方法です。
透明の矯正装置により、少しずつ歯を動かす矯正治療です。

ワイヤー矯正と比較し、次のようなメリットがあります。

  1. 目立ちにくい
  2. 金属アレルギーの方も矯正が可能
  3. 器具による口内炎などの発症リスクが少ない
  4. 自身で着脱ができるので、通常と同じように食事を楽しめて、歯磨きもしやすい
  5. 通院回数が少く、また、通院間隔のご希望にも柔軟に対応可能
イメージイラストマウスピースは、食事や歯磨き時以外は装着して頂き、虫歯にならないよう、食後・マウスピース装着前にはしっかりと歯磨きを行っていただきます。

※症例により適用できない場合もあります
※ご興味のある方は受付までご相談ください

『Sure Smile Aligner』

当院では『Sure Smile Aligner(シュアスマイルアライナー)』を採用しています。シュアスマイルアライナーは、Dentsply Sirona社が開発したデジタル矯正治療システムです。

このシステムでは、まず3Dスキャナーで歯の情報をスキャンし、このデータから治療計画を立てます。

より正確で効率的に、患者さまお一人おひとりに合わせたマウスピースによる矯正治療が可能となります。

治療のながれ

1・歯の撮影

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口腔内カメラなどを
使用し、歯のデータを
デジタル撮影

2・歯の動きを計算

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撮影したデータから、
歯の動きを
正確に計算します

3・治療計画の決定

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歯科医師により、
あなたに合った
治療計画を決定

4・マウスピース完成

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オーダーメイドの
マウスピースが
完成

5・装着し矯正

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治療計画に沿い
マウスピースを替えながら
歯を動かします

費用・治療期間等

適応症例
軽度~中等度の不正咬合
治療期間
1~3年程度(+保定1年)
費用の目安
60~65万円
※当院にて小児咬合育成治療(MFT)を受けられていた場合は期間や内容に応じて別途割引相談
マウスピース矯正の際のリスク・副作用等
装着時間の自己管理が必要
マウスピースは基本的に1日20時間以上の装着が推奨されます。装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いたり、期待した効果が得られなかったりする可能性があります。
虫歯・歯周病のリスク
マウスピースと歯の間に汚れが溜まりやすく、適切な清掃を怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
抜歯が必要な症例には不向きな場合がある
歯の並び方によっては、マウスピース矯正だけでは十分なスペースを確保できず、抜歯が必要となることがあります。当院では抜歯が必要となるケースは取り扱っておりません。
治療費が高額になる傾向がある
使用するマウスピースの数や種類によって、治療費がワイヤー矯正よりも高くなることがあります。
装着時の違和感や発音への影響
治療開始当初や新しいマウスピースに交換した際に、一時的に違和感があったり、発音がしづらくなったりすることがあります。
全ての不正咬合に対応できるわけではない
複雑な歯の移動や骨格的な問題が強い不正咬合の場合、マウスピース矯正だけでは対応できないことがあります。
計画の修正が必要になる場合がある
治療の進行状況によっては、当初の計画からマウスピースの形状や治療期間の修正が必要になることがあります。
患者さん自身の協力が不可欠
指示された装着時間や交換時期を守る、適切なケアを行うなど、患者さん自身の積極的な協力が治療の成功には不可欠です。
一般的な矯正の際のリスク・副作用等
不定愁訴
矯正歯科治療中、首・肩のこり、倦怠感、吐き気など不定愁訴が起こる場合があります。
顎関節症
治療中に閉口障害・頭痛・耳鳴り・筋の硬直を生じることがあります。多くの場合は経過観察を行っている間に症状は自然に消失します。強い症状が出た場合は装置を一度撤去し、安静にしながら症状の改善を末場合やスプリントによる治療を行うこともあります。
歯へのダメージ
歯の移動量が大きい場合、まれに歯の根の先が吸収したり歯の神経が死んでしまうことがあります。
治療後の後戻り
歯は治療後、元の位置に戻る傾向があります。そのため装置除去後、取り外し式のリテーナー(保定装置)を装着し後戻りを抑える必要があります。
リスクと副作用について(保険外治療)
当院では、それぞれの治療方法について『メリット・デメリット』をご説明させていただいた上で治療を行っています。ご不安な点などはどんなことでもご相談ください。