こんにちは。院長の小林です。
毎日、本当に暑い日が続きますが、みなさま元気にお過ごしでしょうか。
連日のように、「最高気温の更新」や「熱中症」についての報道がされていますが
エアコンを上手に使い、猛暑を乗り越えましょう。
また高齢になると、温度に関する感覚が低下し、熱中症に陥りやすい傾向があります。
覚えておいていただきたいことを以下に記載しておきますので、ぜひご一読ください。
ご自分の感覚には頼らず、「気温・湿度計」を準備して客観的に判断してください。最近は危険な環境になるとアラームや表示でお知らせしてくれる「熱中症計」も比較的安価で販売されています。ぜひ活用してみてくださいね。
最近は夜になっても気温が下がらず熱帯夜になる日が多くなっています。眠っている間に無風・高温多湿になるのは危険です。扇風機などを利用して、なるべく涼しく、風通しが良い状況でおやすみください。エアコンは2~3時間ほどで切れるタイマーには設定せず、28℃くらいの設定で朝までつけておくようにしましょう。
よく「夜中にトイレに行きたくなってしまうから」と、水分を摂ることを控える方がいらっしゃいますが、これは脱水につながってしまい、大変危険。水分はしっかり摂り、枕元にお水を用意し、目が覚めた時にも飲むと良いでしょう。
熱中症予防のための水分補給は、スポーツドリンクや経口補水液などが原則のように言われていますが、スポーツドリンクには大量の糖分が含まれています。
その量とは500㎎のペットボトル1本あたり20~30g。スティックシュガーに換算すれば約7~10本分にもなるのです。暑い盛りには、1本分のスポーツドリンクをのどに流し込むことなど簡単です。「熱中症予防だから」と毎日数本も飲んでしまうと、どうなるでしょうか。砂糖の摂取量は、1日あたり20gが適量と言われています。
明らかに糖質オーバーの状態になり、急性の糖尿病、別名「ペットボトル症候群」になってしまいます。
子どもだって、ジュースやスポーツドリンクを飲み過ぎれば、誰でも簡単に糖尿病になります。子どものうちからスポーツドリンクを日々大量に飲んでいると、膵臓(すいぞう)のβ細胞が疲弊し、ある日突然、糖尿病を発症しかねないのです。また、WHOでもこれらのドリンクと、むし歯や肥満との関連が指摘されています。
夏になると食欲も減退し、食も細くなって体力が下がりがちです。規則正しい生活、バランスの良い食事・栄養を心がけ、また、しっかり睡眠・休養をとって、猛暑に負けにくい身体にしましょう!
※もちろん当院へのご予約が入っている場合も、体調が優れないときなどは無理をなさらないようにしてくださいね。